【2023年度版】介護・福祉業界の国家試験スケジュール一覧

介護福祉士国家試験は、年に1回、例年1月下旬に実施される国家資格の試験です。次回の第39回は2027年1月31日(日)に実施予定で、申込は2026年7月22日から始まります。「申込はいつから?」「本番までどう動けばいい?」と、年間の流れを早めに把握したい方は多いでしょう。直近では制度面の変化も続いています。第37回(2025年1月)から実技試験が廃止されて筆記のみになり、第38回からは「パート合格」という新しい仕組みも導入されました。この記事では、第39回(2027年1月実施)を中心に、申込から合格発表までの年間スケジュール・受験手数料・受験ルート・最新の制度変更を、2026年7月時点の最新情報で解説します。

この記事でわかること

  • 第39回(2027年1月31日実施)介護福祉士国家試験の日程・スケジュール
  • 申込受付から合格発表までの年間の流れ(申込は例年7~9月)
  • 受験手数料と、試験当日の試験時間・出題数
  • 3つの受験ルート(実務経験/養成施設/福祉系高校)の概要
  • 第37回からの実技試験廃止と、第38回以降のパート合格制度

介護福祉士国家試験の基本スケジュール(年間の流れ)

介護福祉士国家試験は、毎年ほぼ同じ時期に同じ流れで進みます。年間サイクルは次のとおりです。夏(7~9月)に受験申し込み、12月ごろに受験票の発送、冬(1月下旬)に筆記試験、春(3月下旬)に合格発表です。申込を逃すと次の受験は1年後になってしまうため、受付期間の管理は最優先で行いましょう。働きながら受験する方は、夏前から準備を進めておくと安心です。実務者研修の修了見込みや実務経験の確認も含めて進めましょう。

第39回(2027年1月実施)の試験日程

次回の第39回(令和8年度)介護福祉士国家試験は、2027年(令和9年)1月31日(日曜日)に実施される予定です。公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが発表しています。申込から合格発表までの具体的な日程は次のとおりです。

項目 日程(第39回)
受験申し込み受付期間 2026年(令和8年)7月22日(水)~9月2日(水)
受験票の発送 2026年(令和8年)12月11日(金)
筆記試験 2027年(令和9年)1月31日(日)
合格発表(ホームページ掲載) 2027年(令和9年)3月23日(火)
結果通知の発送 2027年(令和9年)3月26日(金)

なお、第39回からは申し込み方法が変わります。すべての受験者が試験センターの「インターネット受験申し込みサイト」から手続きを行います。初回受験者も含めて郵送が不要になります。メールアドレス・顔写真データ・受験資格を証明する書類を準備して、オンラインで申し込みます。

試験当日の流れ(試験時間・出題数)

介護福祉士国家試験は、現在は筆記試験のみで実施されています。第37回(2025年1月実施)から実技試験が廃止されたためです。これにより、受験者は筆記試験対策に集中できるようになりました。第39回の筆記試験は午前と午後の2部構成です。3パート4領域12科目+総合問題1科目の計13科目から125問が出題されます。出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式です。

区分 試験時間(標準) 主な内容
午前の試験(パートA) 10時00分~11時45分 介護の基本/社会の理解/コミュニケーション技術/生活支援技術 など
午後の試験(パートB・C) 13時40分~15時35分 こころとからだのしくみ/認知症の理解/医療的ケア/介護過程/総合問題 など

上記は標準的な試験時間です。受験上の配慮が認められた方は、試験時間が延長されます。対象は、弱視・点字での受験者やEPA候補者などです。

受験手数料

介護福祉士国家試験の受験手数料は18,380円です。支払いは2つの方法から選べます。クレジットカード払いのほか、コンビニエンスストアでの現金払いも選択でき、申し込み手続きの中で完了します。申込前に支払い方法を決めておくとスムーズです。

受験ルートは3つ(実務経験・養成施設・福祉系高校)

介護福祉士国家試験には、受験資格を得るための主なルートが3つあります。自分がどのルートに当てはまるかによって、必要な準備が変わります。

ルート 主な要件
実務経験ルート 3年以上(従業期間1,095日以上・従事日数540日以上)介護等の業務に従事し、実務者研修を修了した方
養成施設ルート 介護福祉士養成施設(1年以上または2年以上)を卒業(修了)した方
福祉系高校ルート 福祉系高校(平成21年度以降入学)で必要な科目を履修して卒業した方 など

働きながら資格取得を目指す方の多くは、実務経験ルートを選びます。このルートでは「実務経験3年以上」に加えて実務者研修の修了が必須です。修了には数か月かかるため、早めの準備が大切です。実務経験がこれからという方には、段階的にステップアップする方法もあります。ホームヘルパー(訪問介護員)などの入門資格から始めるとよいでしょう。

なお、養成施設ルートには経過措置があります。2026年度末(令和8年度末)までの卒業者は、国家試験に合格しなくても卒業後5年間は介護福祉士になれます。この間に試験に合格するか、5年間続けて介護等の業務に従事すれば、登録を継続できます。2027年度(令和9年度)以降に卒業する方からは、国家試験の合格が必須です。

第38回から始まった「パート合格制度」

第38回(2026年1月実施)試験から、「パート合格(合格パートの受験免除)」が導入されました。これは試験科目をA・B・Cの3つのパートに分ける仕組みです。合格基準に達したパートは、翌年・翌々年まで受験が免除されます。総合的な合格基準点に届かなくても、パートごとの基準を満たせばそのパートは合格として扱われます。

合否は2つの条件で判定されます。1つは、総得点(125点満点)の60%程度を基準に難易度で補正した合格基準点です。もう1つは、各試験科目群すべてで得点があることです。免除を実際に利用できるのは第39回(令和8年度)試験からです。2回目以降は「全パート受験」か「不合格パートのみ受験」かを選べ、学習や受験の負担を分散しやすくなります。

合格後の登録と次のステップ

筆記試験に合格しても、それだけで「介護福祉士」を名乗れるわけではありません。合格後に資格登録の申請を行い、登録を済ませて初めて名称を使用できます(別途、登録免許税と手数料が必要です)。経験を積んだ後は、さらに上を目指す道もあります。より専門性の高い認定介護福祉士へキャリアアップできます。

合格から逆算した準備スケジュールと申込の失敗回避

試験日が分かったら、合格から逆算して動くことが大切です。働きながら受験する方は、申込の締切や実務者研修の修了時期を逃すと、受験そのものができなくなります。第39回(2027年1月実施)を例に、月ごとの動きを整理しました。

時期 やること
~2026年6月 受験ルートの確認、実務者研修の申し込み・受講開始
2026年7~9月 受験申し込み(7月22日~9月2日)。早めに手続きを済ませる
2026年9~12月 過去問・科目別の対策を本格化。実務者研修の修了見込みを確認
2026年12月 受験票(12月11日発送)の到着を確認。会場・持ち物をチェック
2027年1月 体調管理を整えて本番(1月31日)に臨む

やりがちな申込ミスと回避策

  • 申込締切の見落とし:受付は約6週間のみ。逃すと受験は1年後です。カレンダーに締切を登録しておきましょう。
  • 実務者研修の修了が間に合わない:受験には修了(見込み)が必要です。研修は数か月かかるため、前年のうちに受講を始めます。
  • 顔写真・書類の不備:第39回からインターネット申し込みです。顔写真データや受験資格を証明する書類を早めに準備します。
  • 勤務日と試験日の重複:試験は日曜です。早めにシフト調整を申し出ておきましょう。

最新の日程・要件は必ず試験センターの一次情報で確認してください。介護全般の制度は厚生労働省 介護・高齢者福祉のページも参考になります。

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まとめ

介護福祉士国家試験は、決まった年間サイクルで進みます。夏の申込(例年7~9月)、冬の筆記試験(1月下旬)、春の合格発表(3月下旬)という流れです。次回の第39回は2027年1月31日(日)に実施予定です。受験申し込みは2026年7月22日から9月2日まで、合格発表は2027年3月23日の予定です。受験手数料は18,380円で、申込はインターネットでの手続きとなります。制度も変化しています。第37回からの実技試験廃止、第38回以降のパート合格制度などです。受験を考えている方は、試験センターの一次情報で最新の日程・要件を確認しながら、早めに準備を進めていきましょう。

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