【看護師・准看護師】都道府県別平均年収、月給、日給、時給一覧(e介護転職調べ)

この記事は、看護師の給与水準を知りたい方に向けた内容です。看護師の給与は、勤務形態(常勤かパートか)や地域、勤務先によって幅があります。正看護師・准看護師別の平均給与、パートの時給相場、地域や勤務先による差、近年の賃上げの動きが一通り分かります。令和6年(2024年)の最新統計をもとに、2026年7月時点の情報でまとめました。

この記事でわかること

  • 正看護師・准看護師の平均給与(最新統計)
  • パート・アルバイト看護師の時給相場
  • 地域・経験・勤務先による給与の違い
  • 2024年度・2026年度の診療報酬改定による賃上げの動き

看護師の平均給与(令和6年/2024年の最新統計)

看護師の平均年収は、正看護師で約519.7万円、准看護師で約417.2万円です。出典は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で、給与を知るうえで最も信頼できるデータです。2026年7月時点で最新の令和6年(2024年)調査によると、平均給与はおおむね次のとおりです。

区分 平均年収 月収(きまって支給する給与) 年間賞与
正看護師 約519.7万円 約36.4万円 約83.5万円
准看護師 約417.2万円 約29.4万円 約64.0万円

正看護師と准看護師では、年収で約100万円の差があります。月収には残業手当や夜勤手当などが含まれます。夜勤の回数によっても収入は変わります。なお平均年齢は、正看護師が約41歳、准看護師が約51歳です。准看護師のほうが年齢層は高めです。

パート・アルバイト看護師の時給相場

パートやアルバイトの時給は、おおむね次の水準が目安です(2025~2026年時点)。求人サイトの集計などをもとにしています。

  • 正看護師のパート:全国平均でおよそ1,500~1,850円
  • 准看護師のパート:正看護師より200~300円ほど低い1,600円前後
  • 派遣の看護師:2,000円前後

時給は地域差が大きく、都市部では高め、地方では低めになる傾向があります。職場による差もあります。健診センターやデイサービスなど夜勤のない職場は時給がやや抑えめです。病棟や訪問看護など専門性や負担の大きい職場は高めになりやすい傾向があります。

地域・経験・勤務先による違い

地域による差

看護師の年収は都道府県によって大きく異なります。正看護師では、最も高い東京で約568.9万円、最も低い県では約426.9万円です。地域間で100万円以上の開きがあります。首都圏や近畿圏が高く、地方は低めという傾向です。同じ「正看護師」という肩書でも、どこで働くかで年収レンジが大きく変わる点は押さえておきたいところです。

経験・年齢による差

給与は経験年数・年齢とともに上昇していきますが、伸び方は一直線ではありません。目安となる段階は次のとおりです。

段階 収入の傾向
新卒~3年目 基本給が低く、夜勤手当も少なめのため平均を下回りやすい
4年目~10年目 夜勤回数が増え、プリセプターなど役割がつくことで収入が伸びる時期
主任・師長クラス 役職手当がつき、年収が大きく伸びる。ただし夜勤が減り手当収入が下がる場合もある
専門・認定看護師 資格手当が加算され、同年代より高い水準になりやすい

新人のうちは平均を下回ることが多いものの、経験を重ねて役職や専門性を身につけることで、年収は着実に伸びていく傾向にあります。

勤務先による差

勤務先によっても給与水準は変わります。一般に、病院・介護施設・訪問看護は比較的高め、クリニック(診療所)は夜勤がないぶん低めになりやすい傾向があります。働く場所による違いは、クリニックと病院の違いの記事もあわせてご覧ください。

診療報酬改定による賃上げ(2024年度・2026年度)

近年は、看護職員の処遇改善(賃上げ)が政策として進められています。2024年度の診療報酬改定では、ベースアップ評価料」が新設されました(2024年6月から算定開始)。これは看護職員などの賃上げの財源とするものです。2024年度に+2.5%、2025年度に+2.0%(2年間で約4.5%)のベースアップが目標とされました。訪問看護向けの評価料も設けられています。

続く2026年度(令和8年度)の診療報酬改定は、2026年6月に施行されました。改定率は令和8・9年度の平均で+3.09%という、近年にない大幅な引き上げです。うち+1.70%が賃上げ分にあてられ、令和8年度・令和9年度にそれぞれ+3.2%のベースアップを支援する措置が講じられています(看護補助者・事務職員は各5.7%)。ベースアップ評価料のしくみも継続・拡充されており、看護師の賃上げは2026年以降も続く見通しです。(出典:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」)

こうした制度により、看護師の給与は今後も改善が期待されます。ただし実際の引き上げ幅は勤務先によって異なります。転職や就職の際は、給与条件をよく確認することが大切です。

看護師が年収を上げる現実的な方法

結論として、看護師の年収は「働く場所」「夜勤・手当」「役職や専門性」の3つで変わります。平均を待つより、自分で動かせる要素を選ぶのが近道です。代表的な打ち手を整理します。

  • 高めの分野を選ぶ:都市部や、病院・訪問看護など負担に見合う職場は高めになりやすい傾向です。
  • 夜勤・手当を活かす:月収には夜勤手当が含まれます。日勤のみと夜勤ありで収入差が出ます。
  • 役職・専門性を高める:主任・師長などの役職や、専門・認定看護師の取得で評価が上がりやすくなります。
  • 賃上げ制度を確認する:ベースアップ評価料を算定する職場かどうかも、長期の収入に影響します。

求人票を見極めるチェックポイント

「月収が高い」だけで決めると、夜勤前提だったケースもあります。次を確認すると、実際の手取りと働き方が読み取れます。

確認する項目 見るポイント
月収の内訳 基本給と各種手当(夜勤・残業)を分けて確認する
夜勤の有無・回数 提示額が夜勤何回を前提にしているか
賞与 「○か月分」の実績ベースか、見込みか
賃上げ ベースアップ評価料の算定や昇給制度があるか

制度や統計の根拠は厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査もあわせてご確認ください。気になる求人は、内訳を遠慮なく質問するのが失敗回避につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 看護師の平均年収はいくらですか?

A. 令和6年(2024年)の賃金構造基本統計調査では、正看護師で約519.7万円、准看護師で約417.2万円です。

Q. パート看護師の時給はどのくらいですか?

A. 求人サイトの集計では、正看護師のパートで全国平均およそ1,500~1,850円、准看護師で1,600円前後が目安です(2025~2026年時点)。地域によって差があります。

Q. クリニックと病院では給料が違いますか?

A. 一般に病院は夜勤手当などがあり高め、クリニックは日勤中心で夜勤がないぶん低めになりやすい傾向があります。

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まとめ

看護師の給与は、令和6年(2024年)の最新統計で正看護師が平均年収約519.7万円、准看護師が約417.2万円です。パートの時給は正看護師でおよそ1,500~1,850円が目安で、地域・経験・勤務先によって幅があります。病院や訪問看護は高め、クリニックは低めになりやすく、近年は診療報酬改定による賃上げ(ベースアップ評価料)も進んでいます。自分の希望する働き方と給与のバランスを考えて職場を選びましょう。

もっと条件のよい職場で働きたい方、自分の給与水準が知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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参考(一次情報)

※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。給与統計や制度の最新情報は公式情報をご確認ください。実際の給与は勤務先・地域・経験により異なります。