【子育て中の主婦の方必見】介護派遣という働き方で育児と仕事を両立

子育てをしながら介護の仕事をしたい方にとって、派遣は選びやすい働き方です。働く時間や曜日を契約で決めるので、保育園の送迎に合わせたシフトを組みやすいからです。

この記事では、子育て中の方が介護派遣で働くときのポイントをまとめました。時間帯の決め方、子どもの急な発熱への備え、2025年の法改正で使いやすくなった休暇制度、保育園の就労証明書まで扱います。

これから派遣で働き始める方にも、育休から復帰する方にも役立つ内容です。

記事でわかること

結論|子育て中でも介護派遣で働ける

子育て中でも介護派遣で働けます。むしろ子育て中の方に向いている点が多い働き方です。

理由は次の3つです。

子育て中の方に介護派遣が向いている3つの理由
  • 働く時間・曜日・残業の有無を、契約で先に決められる
  • 職場に言いにくい相談は、派遣会社の担当者が間に入ってくれる
  • 生活に合わなくなったら、派遣先を選び直せる

契約で「働く時間」を先に決められる

派遣では、勤務時間や曜日を契約書(就業条件明示書)に書いてから働き始めます。

「9時~16時」「土日休み」「残業なし」と決めておけば、その範囲で働くのが原則です。

直接雇用のパートでは、人手が足りない日に「少しだけ残って」と頼まれることがあります。派遣なら契約にない残業は断りやすく、お迎えの時間を守りやすくなります。

言いにくい相談は派遣会社の担当者が間に入る

「子どもの行事で休みたい」「シフトの時間を変えたい」といった相談は、派遣会社の担当者に伝えます。

担当者が派遣先と調整してくれるので、職場の上司に直接切り出す気まずさが少なくなります。

合わない職場は選び直せる

子どもの成長に合わせて、働ける時間は変わっていきます。

保育園から小学校に上がるタイミングなどで条件が合わなくなったら、契約の区切りで別の派遣先を紹介してもらえます。

子育てと両立しやすい勤務パターン

子どもの年齢や家族の協力によって、無理のない働き方は変わります。代表的なパターンを表にまとめました。

家庭の状況 勤務パターンの例 見つけやすい職場
保育園の送迎がある 9時~16時・週3~5日 デイサービス/有料老人ホームの日勤
小学生で学童を利用 9時~17時・土日休み デイサービス/特養の日勤
家族が子どもを見られる日がある 週1~2回の夜勤 特養/グループホーム
短い時間だけ働きたい 1日4~5時間 デイサービスの入浴介助/訪問介護

※求人の有無や時間帯は地域・時期によって変わります。

デイサービスは子育て中の方に選ばれやすい

デイサービス(通所介護)は、利用者が日中だけ通う施設です。夜勤がなく、日曜休みの事業所も多くあります。

利用者の送迎が終わる夕方には仕事が落ち着くため、決まった時間に帰りやすいのも特徴です。

早番・遅番がある職場は開始時刻を確認する

入所施設の日勤には、7時ごろ始まる早番や、20時ごろまでの遅番がある場合があります。

保育園の開園前や閉園後にかかる時間帯は、契約の段階で「日勤のみ」と伝えておきましょう。

週の日数や日勤のみの探し方は、介護派遣は週1・日勤のみで働ける?勤務日数とシフトの決め方で詳しく解説しています。

夜勤は「家族が見られる日だけ」という選び方もある

パートナーや親が子どもを見られる日に限って、夜勤に入る方もいます。

夜勤は1回の手当がつくため、少ない日数で収入を確保しやすい働き方です。ただし、明けの日は休息が必要なので、家族と予定をすり合わせてから決めましょう。

小学校の長期休みも想定しておく

小学生になると、夏休みなどの長期休みに学童の開所時間が変わることがあります。

長期休みの期間だけ勤務日数を減らしたいときは、早めに担当者へ相談しておくと調整しやすくなります。

子どもの急な発熱・休みへの備え

子育て中の方がいちばん心配するのが、子どもの急な発熱です。事前の準備で、休むときの負担は大きく減らせます。

顔合わせで子育て中であることを伝えておく

派遣先との顔合わせ(職場見学)の前に、担当者へ次のことを伝えておきましょう。

顔合わせ前に担当者へ伝えておくこと
  • 子どもの年齢と、保育園・学童のお迎え時間
  • 急に休む可能性があること
  • 家族などに頼れる日・頼れない日

先に伝えておけば、理解のある派遣先を選んでもらえます。働き始めてから気まずくなるのも防げます。

休むときの連絡先と手順を初日までに確認する

当日に休むときは、派遣会社と派遣先の両方に連絡するのが一般的です。どちらに先に連絡するかは派遣会社によって違います。

朝の連絡は慌てやすいので、連絡先の電話番号と順番を初日までに確認しておきましょう。

使える休みは有給と子の看護等休暇

子どもの看病で休むときは、有給休暇か、次の章で説明する子の看護等休暇を使えます。

有給休暇は、同じ派遣会社で働いていれば、派遣先が変わっても日数が引き継がれます。

頼れる先を複数持っておく

休める制度があっても、毎回休むのは難しいこともあります。次のような預け先を、元気なうちに調べておくと安心です。

元気なうちに調べておきたい預け先
  • 病児保育・病後児保育(自治体や医療機関が運営)
  • ファミリー・サポート・センター(地域の子育て支援の相互援助)
  • パートナーや親など家族

利用には事前登録が必要なことが多いので、働き始める前に済ませておきましょう。

休みが続くときは早めに担当者へ相談する

急な欠勤が続くと、派遣先の人員配置に影響し、契約の更新に響くことがあります。

休みが重なりそうなときは、早めに担当者へ相談しましょう。勤務日数を減らす、より融通の利く派遣先に移るなど、続けられる形を一緒に考えてもらえます。

2025年改正で使いやすくなった両立支援の制度

派遣で働く人の雇用主は派遣会社です。育児・介護休業法の制度は、派遣で働く人も対象になります。利用するときは派遣会社に申し出ます。

2025年4月と10月の改正で、子育て中の人が使える制度が広がりました。

制度 対象となる子 内容
子の看護等休暇 小学3年生の修了まで(2025年4月から。以前は小学校入学前まで) 子1人なら年5日、2人以上なら年10日。病気・けが・予防接種・健診に加え、学級閉鎖や入園式・入学式・卒園式でも取れる
残業の免除(所定外労働の制限) 小学校入学前まで(2025年4月から。以前は3歳未満) 申し出ると、契約で決めた時間を超える残業をしなくてよくなる
短時間勤務 3歳未満 1日の所定労働時間を原則6時間にできる
柔軟な働き方の措置 3歳~小学校入学前(2025年10月から) 事業主が5つの選択肢から2つ以上を用意し、本人が1つを選んで使う

柔軟な働き方の選択肢は、始業時刻の変更、テレワーク、保育施設の設置運営、年10日の休暇、短時間勤務の5つです。どれを用意するかは派遣会社が決めます。

子の看護等休暇が有給か無給かは、会社の規定によります。また、勤務日数が少ない場合などは、労使協定で対象外とされることがあります。自分が使えるかどうかは、派遣会社の就業規則で確認しましょう。

派遣ならではの注意点|時短は派遣先との調整が必要

介護の現場は、時間帯ごとに必要な人数を決めて勤務表を組んでいます。そのため、派遣で短時間勤務を使うときは、派遣先との契約時間を見直す必要があります。

今の派遣先で時間を変えられない場合は、希望の時間に合う別の派遣先を紹介してもらう方法もあります。時短を考え始めたら、早めに担当者へ相談しましょう。

妊娠・出産・育児を理由にした不利益な扱いは禁止

制度を使ったことや、妊娠・出産したことを理由に契約を打ち切るなどの不利益な扱いは、法律で禁止されています。派遣会社だけでなく、派遣先も対象です。

これから出産を控えている方は、介護派遣で産休・育休は取れる?条件ともらえるお金もあわせて確認してください。

保育園の就労証明書は派遣会社が書く

保育園の入園申込みや、入園後の継続の手続きでは、勤め先が書く就労証明書が必要です。派遣の場合、証明書を書くのは雇用主である派遣会社です。派遣先ではありません。

証明書で見られるのは勤務日数と時間

保育園に入るには、保護者が一定以上働いていることが条件になります。最低限の就労時間は、月48~64時間の範囲で市区町村が決めています。

短い時間で働く予定の方は、契約の勤務時間が住んでいる地域の基準を満たすかを確認しておきましょう。

派遣先が決まる前の申込みは自治体に確認する

派遣会社に登録しただけでは、働いていることにはならないのが一般的です。

仕事が決まる前に申し込む場合は、市区町村の窓口で次の2点を確認しましょう。「求職中」として申し込めるか、入園後いつまでに働き始める必要があるかです。

契約期間が短いときの書き方も担当者に確認する

派遣の契約は、3か月ごとなど短い期間で更新することが多くあります。

証明書にどの期間をどう書いてもらえるかは、提出期限に余裕を持って担当者に相談しておくと安心です。

収入の目安と扶養・社会保険の考え方

派遣は時給制なので、働いた時間がそのまま収入になります。短い時間でも、時給が高めの派遣なら収入を確保しやすくなります。

働き方の例 月の収入の目安
時給1,400円×1日5時間×月17日 約11万9,000円
時給1,400円×1日6時間×月20日 約16万8,000円

※時給は仮の数字です。実際の時給は地域・資格・派遣会社によって変わります。

週20時間以上働くと、社会保険の加入対象になります(勤め先の規模などの条件あり)。加入すると手取りは減りますが、将来の年金が増え、病気で休んだときの傷病手当金も受け取れるようになります。

配偶者の扶養内で働きたい方は、年収の目安から勤務時間を逆算して、契約の段階で担当者に伝えておきましょう。

子育て中の方が派遣会社・派遣先を選ぶポイント

同じ派遣でも、会社や派遣先によって子育てへの理解は違います。登録や面談のときに、次の点を確認しておきましょう。

登録・面談で確認したい5つのこと
  • 子育て中のスタッフが実際に働いている派遣先があるか
  • 時短・日勤のみ・土日休みの求人をどのくらい持っているか
  • 急な休みの連絡方法と、休みが続いたときの対応
  • 就労証明書の発行にかかる日数
  • 子の看護等休暇が有給か無給か

希望は「子育て中でも大丈夫ですか」と聞くより、具体的に伝えるのがコツです。たとえば「お迎えが16時半なので、16時までの勤務を希望します」と伝えると、条件に合う求人を紹介してもらいやすいです。

よくある質問

ブランクがあっても派遣で働けますか

働けます。介護の派遣求人には、ブランクのある方を受け入れている派遣先も多くあります。不安な点は担当者に伝えれば、教育体制が整った職場を選んでもらえます。

無資格でも子育てしながら働けますか

無資格・未経験から始められる派遣求人もあります。ただし、無資格で介護の仕事をする場合は、認知症介護基礎研修の受講が必要です。オンラインで受講できるため、子育て中でも取り組みやすい研修です。

子どもの行事で休みたいときはどうすればいいですか

行事の日程が分かった時点で、担当者に伝えましょう。早めに分かっていれば、派遣先も人員の調整がしやすくなります。2025年4月からは、入園式・入学式・卒園式も子の看護等休暇の対象になりました。

2人目の出産後も同じ派遣会社で働けますか

育休から復帰するときは、派遣会社に希望の勤務時間や日数を伝え直せます。派遣会社には、育休から復帰する人の就業機会を確保するよう努めることが求められています。

まとめ

子育て中でも、介護派遣なら働く時間や曜日を契約で決めて働けます。

この記事のポイント
  • 勤務時間・曜日・残業の有無は、契約の段階で具体的に伝える
  • 子どもの急な発熱に備え、休む手順と預け先を事前に用意する
  • 子の看護等休暇や残業免除は、派遣でも派遣会社に申し出て使える
  • 保育園の就労証明書は派遣会社が書く。勤務時間が自治体の基準を満たすか確認する

子どもの成長に合わせて、働き方は変えていけます。今の生活に合う条件から、無理なく始めてみてください。

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