介護職員初任者研修とは?資格の取り方・メリットについて分かりやすく解説

  • 介護職員初任者研修ってどんな資格?
  • 資格を取得するとどんなメリットがあるの?

介護の仕事は、未経験あるいは新卒以外でも正社員として働けるチャンスが多く、転職先として検討する方もたくさんいます。

しかし、求人情報には「介護職員初任者研修修了者」などの条件が書かれている場合も少なくありません。そのため、これから介護業界への就職・転職を検討している方は、事前に介護職員初任者研修について知っておくと役立ちます。

今回は、介護職員初任者研修の内容や取得するメリットについて、分かりやすくご紹介します。

介護初任者研修とはどんな資格?

介護職員初任者研修は、介護職の基本知識や技術を取得できる研修で、介護職のスタート資格という位置付けにあります。介護に関するいくつかの資格の中で、介護職員初任者研修は一番初めにとっておくべき資格とも言えるでしょう。
従来のホームヘルパー2級に相当する資格ではありますが、その資格取得までの学習内容や修了のための条件は異なっています。

介護職員初任者研修では、介護に関する技術や理念の基礎を学び、身に付けることができます。介護職として忘れてはならない理念、そして人間の身体のしくみや高齢者特有の身体の変化、基本的な医学的知識などが含まれています。

介護職員初任者研修の特徴とメリット

未経験の方や、無資格の方が介護職員初任者研修を習得するメリットはたくさんあります。

  • 就職・転職をしやすい
  • 給料が上がる
  • キャリアアップを目指せる
  • 自分自身の将来にも活かせる
  • 誰でも取得を目指せる

では、これらのメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

就職・転職をしやすい

介護職の求人には、その条件に「介護職員初任者研修修了者」と記載されているものも多いです。また、資格を持っていなくても就職後にこの資格取得のサポートを行うという施設や事業所もあります。

つまり、介護職員初任者研修は取得していた方が明らかに募集できる求人数の幅が増え、実務においても求められているということです。
介護職を志望するにあたり、事前に資格を取得したことが熱意として伝わり、採用試験でも好印象につながるでしょう。

給料が上がる

介護職の給与は、基本給の他に手当もプラスされます。介護職員初任者研修においても、取得していれば資格手当として給料アップが見込める可能性があります。

キャリアアップを目指せる

介護職員初任者研修は、これから介護職を目指す人に相応しい、取得しやすい資格です。しかし、さらなる上級資格取得に向けて、キャリアアップの第一歩を踏み出す資格でもあります。

介護職員初任者研修の上級資格には、介護職員実務者研修があります。さらに、介護職員実務者研修の先には、国家資格である介護福祉士、認定介護福祉士も目指せます。
介護の仕事は、働きながら資格取得を目指す人も多いです。資格を取ることで、それだけ仕事の幅も広がります。

自分自身の将来にも活かせる

介護職員初任者研修は、キャリアアップだけではなくこれからの将来に役立つ資格です。もし、介護職に就かなかったとしても、身内や大切な人が介護について悩んでいたり困っていたりした際に役立てることができます。

高齢者介護は、今や本人と家族だけの問題ではなく、地域全体で支えていくべきものだと言われています。介護職員初任者研修で得た知識や技術は、きっと将来役に立つでしょう。

誰でも取得を目指せる

介護職員初任者研修が取得しやすいと言われる背景には、受講資格が関係しています。介護の資格の中には、指定の教育機関での受講や実務経験が求められるものもありますが、介護職員初任者研修には受講資格がありません。

つまり、申し込みさえすれば、誰でも受講することができます。介護職として就職したい人はもちろんですが、身内の介護に役立てたいなどの理由で取得を目指す人もいます。

資格を取得するには受講後の試験に合格する必要がありますが、介護職員初任者研修の試験はほとんどの人が合格する試験だと言われています。資格取得の難易度が高くない点もメリットと言えるでしょう。

介護職員初任者研修取得後の仕事内容とは

介護職員初任者研修を取得すると、どのような仕事をすることになるのでしょうか。ここでは、自宅で生活をしている要介護者を支援する訪問介護と、施設に入所して生活を送る方を支援する施設介護の両方を見ていきます。

訪問介護

訪問介護では、利用者の自宅に訪問して支援します。
主に、食事や排泄、入浴、着替え、体位変換、車いす乗降など、利用者の身体に直接触れて行う身体介護と、家事の支援を行う生活援助の2種類があります。

施設介護

介護施設を利用している方の支援をする仕事です。施設の種類により介護職の仕事内容は異なりますが、基本的には身体介護と生活援助がメインとなります。

入所系の介護施設であれば、24時間体制のため夜勤や早出、遅出などの勤務形態となります。通所系の施設であれば、基本的に夜勤業務はありません。

訪問介護との大きな違いは2点。まず、介護をする場所が家か施設かという違いです。そして、訪問介護は一度に一人の利用者と関わりますが、施設介護では同時に複数人の利用者を担当し、他のスタッフと協力しながら仕事をします。

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介護職員初任者研修で学べること

介護職員初任者研修の講義は、130時間のカリキュラムにておこなわれます。講義の内容は次にようになっています。

学習内容 時間
職務の理解 6h
介護における尊厳の保持・自立支援 9h
介護の基本 6h
介護・福祉サービスの理解と医療の連携 9h
介護におけるコミュニケーション技術 6h
老化の理解 6h
認知症の理解 6h
障害の理解 3h
こころとからだのしくみと生活支援 75h
講義の振り返り 4h

(参照:厚生労働省『介護員養成研修の取扱細則について』)

これらの講義を終えたあとに、筆記試験を受けます。この試験に合格することで、介護職員初任者研修の修了に至ります。

介護職員初任者研修資格取得の方法

介護職員初任者研修の資格を取得する方法は主に2つあります。それぞれの状況に応じて、受講しやすい方法を選びましょう。

通学講座を受講する

通学講座は、短期間で集中して勉強し資格取得を目指したい方におすすめです。最短約1か月で資格取得が可能です。

平日毎日通う、土日だけ通う、など自分の都合と合わせてコースを選べるため、スケジュールに応じて通いやすい場所にスクールがあるか調べてみましょう。

資格取得にかかる費用はスクールによって異なり、3万円~12万円程度が目安です。キャンペーンを実施しているスクールもあるため、いくつかを見比べて検討されることをおすすめします。

通信講座で受講する

通学ではなく、テキストなどを使って自宅で勉強します。家事や育児、今現在している仕事との両立や、スクールが近場にない場合に便利な方法です。
ただし、介護職員初任者研修のカリキュラムの130時間のうち、40.5時間は自宅での学習が認められていますが、それ以外は通学で学ぶ必要があります。

費用は通学講座とほぼ同じに設定されていることが多いです。また、通学のみと比べると、資格取得までの期間が長くなる傾向にあります。

まとめ

今回は、介護職員初任者研修について、内容や資格取得方法を中心にご紹介しました。介護職をこれから目指す人や、今現在無資格で頑張っている人が、まず初めに取得しておきたい資格ということが分かりましたね。

介護職員初任者研修は、誰でも受講することができるため、将来介護職員として働きたい人におすすめの資格です。介護業界への就職・転職の際には有利になると言えるでしょう。

職場によっては、就職後に資格取得をサポートしてくれるところもあります。興味がある方は、キャリアアップの第一歩としてぜひチャレンジしてみてくださいね。

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