介護保険で受けられるサービスとは

投稿日:2015-04-08

介護保険で受けられるサービスとは

介護保険のサービスは、大きく分けて施設で生活するための「施設サービス」と、自宅での生活を継続させるための「居宅サービス」があります。ここでは、介護保険サービス利用までの流れと、介護保険で受けられるサービスの詳細について紹介します。

介護保険を受けるにはどうすればよいのか

介護保険を受けるまでの流れを、順を追って説明していきます。

・介護認定を申請する

介護保険のサービスを利用するためには、どの程度介護が必要かを調査してもらう必要があります。これを介護認定調査と言います。

この調査は、自治体の職員または居宅介護支援事業所に配置されている介護支援専門員(以下ケアマネジャー)のみが行うことができます。まずはお住まいの自治体や居宅介護支援事業所に相談することになります。

・介護認定調査を受ける

連絡を受けた自治体の職員またはケアマネジャーは、自宅または入院先の病院などに訪問し、介護認定調査を行います。調査内容は、身体機能、記憶力など74項目におよび、認知症の症状など数字に表せない項目は特記事項に記載します。その調査結果と主治医の意見書を添えて、自治体及び広域連合で組織された介護認定審査会で最終審査を行います。

・介護サービスを利用する

介護保険証を取得したら、担当のケアマネジャーを決めて、利用したい介護サービスについて相談しながらサービス計画書を作成する必要があります。

サービス計画書は、家族や自分で作成することもできますが、事業所の評判や、利用料が介護保険の限度額内に納まるかなど専門的な知識が必要となるため、居宅介護支援事業所に相談しながら作成してもらうとよいでしょう。

介護保険で受けられるサービスについて

介護保険では、以下のようなサービスが受けられます。

・施設サービス

施設サービスには、介護が必要なため家庭での生活が困難な方を対象とした「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」、一定期間リハビリが必要な方のための「介護老人保健施設」、医療が必要な方のための「介護療養型医療施設」の3つがあります。

ただし、特別養護老人ホームは待機者が多く早急な利用が困難、介護保健施設は原則長期間の利用はできない、介護療養型医療施設に至っては国の方針により2018年までに廃止される予定と、それぞれに問題を抱えています。

・居宅サービス

自宅で生活するためのサービスは多数ありますので、代表的なものをいくつか紹介します。居宅系のサービスは大きく「訪問系」「通所系」「短期入所系」「貸与・販売系」「住宅改修系」の5つに分けることができます。内容は下記のとおりです。

「訪問系」

訪問介護員による入浴、排せつ、食事などの介護を行う「訪問介護(ホームヘルプサービス)」、特殊な浴槽を用意して家庭での入浴を行う「訪問入浴介護」、家庭を訪問して療養上の世話や診察の補助を行う「訪問看護」、家庭でのリハビリを行う「訪問リハビリテーション」、医師の往診による「居宅療養管理指導」が訪問系になります。

「通所系」

施設に通所して入浴、排せつ、食事などの介護を行う「通所介護(デイサービス)」、リハビリテーションに重点を置いた「通所リハビリ(デイケア)」があります。最近ではリハビリテーションに特化した通所介護も増え、通所リハビリとの違いがなくなりつつあります。

「短期入所」

短期入所生活介護・短期入所療養介護は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設等に併設され、短期間利用することができる居宅サービスです。介護者の介護疲れ等を軽減するためや突然の外出など、臨機応変に利用することができます。

「貸与・販売系」

福祉用具貸与、特定福祉用具販売は福祉用具のレンタルまたは販売を行うサービスです。基本的に車椅子、電動ベッドなどの、直接肌に触れない用具についてはレンタル、排せつ用具、入浴用具などは販売となります。いずれも介護保険の適応により安価で貸与・購入が可能です。

「住宅改修系」

手すりの取り付け、段差の解消等の住宅改修を行うサービスです。自分で行ったり、申請せずに業者に依頼したりした場合は対象になりません。

介護保険制度導入の背景には、脱施設化と新規参入による居宅サービスの充実があります。経営主体も、社会福祉法人、NPO法人、民間企業など多数参入し、それぞれに特色のあるサービスを展開しています。利用の際には、ケアマネジャーに何を一番重視するかをしっかりと伝え、自分に合ったサービス事業所を選びましょう。