外出先の介護をするガイドヘルパー(移動介護従事者)の資格とは

投稿日:2015-04-08

外出先の介護をするガイドヘルパー(移動介護従事者)の資格とは

介護系の資格にはさまざまなものがありますが、その1つに「ガイドヘルパー(移動介護従事者)」という資格があるのをご存じですか?今回は、ガイドヘルパーとはどんな資格なのか、具体的にどんな仕事をするのかについてご紹介します。

ガイドヘルパーとは

ガイドヘルパーは「移動介護従業者」の通称で、障害のある方が外出する際に支援を行うための障害者総合支援法に則った資格です。

利用対象者の障害によって3つの資格に分けられており、車椅子を利用しているような全身性障害者の屋外における移動介護を行う「移動支援従業者」、知的・精神障害者の日常を支援する「行動擁護従事者」、視覚障害者の屋内外における移動などを支援する「同行擁護従業者」があります。

ガイドヘルパーの資格を取るには

ガイドヘルパーの資格は、都道府県が行う研修を受けることで取得できますが、最近では自治体の許可を受けている介護系のスクールなどが研修を行っている場合もあります。

研修内容は、それぞれの疾病や障害に関する知識、支援や擁護をする際の技術、そして実際に外出を支援する演習などが行われます。受講資格は特にありませんが、介護福祉士やホームヘルパーなどの研修を修了、もしくは修了予定の場合は、科目が免除される場合があります。

ただし、各都道府県で条件が異なりますので、研修を受ける前に自分が該当するかどうかを確認すると良いでしょう。

ガイドヘルパーの仕事内容

ガイドヘルパーの仕事内容は、具体的にどういったものなのでしょうか。種類別にご紹介したいと思います。

・全身性障害者移動支援従事者

全身性障害者の外出に付き添って支援することが主な仕事になります。段差のある歩道や階段など、車椅子では通行しにくい場所での介助や、電車やバスを利用する際などの支援を行います。主な就職先は、ガイドヘルパー事業所や障害者支援施設です。

・知的・精神障害者行動援護従事者

知的・精神障害者の外出支援はもちろんですが、日常生活のさまざまな場面で支援を行います。また、知的障害や精神障害を持つ方たちが、地域社会へ参加できるようサポートを行うことも重要な仕事の1つです。主な就職先は、行動擁護事務所や身体障害者の各種施設です。

・視覚障害者同行援護従事者

視覚障害者の外出に付き添って支援することが主な仕事になります。ドアの開閉や階段の昇降、交通機関の利用などといった屋内外における場面で、周囲の状況を的確に伝えながら、利用者が安心して外出できるように支援します。

視覚障害者1人1人の状態に合わせて支援することが求められます。こちらもガイドヘルパー事務所や障害者支援施設などが主な就職先です。

利用者の障害に合わせた支援が求められるガイドヘルパーの仕事は、これからの高齢化社会で重要な役割を担う職業として、注目されています。現在は、一般的に認知度が高いとは言えませんが、今後は求人が増加していくことが予想されます。